
助成金の申請は、行政書士と社労士の両方が関与する場合がありますが、申請する助成金の種類によってどちらが担当するかが異なります。
行政書士は、行政機関への書類提出を代行することが得意な専門家です。助成金の申請では、創業支援助成金など、新しく事業を始めるための支援金を申請する際に、必要な書類作成や手続きなどを行ったり、特定の事業計画を立てて、補助金や助成金の申請を行う際、行政書士は申請書類の作成をサポートします。
一方、社会保険労務士、社労士は、労働や社会保険に関連する助成金に特化しており、特に雇用調整助成金、育児・介護休業給付金、再就職支援助成金などの雇用保険に基づく助成金や、就業規則の整備、労働時間管理の改善、従業員の雇用管理改善などに関連する助成金の申請などの申請手続き、書類作成といった部分のサポートを行います。
行政書士は、事業全般に関する助成金や補助金、創業支援や許認可申請に関わり、社労士は、主に雇用関連の雇用保険、労働環境改善、雇用調整などに関わる助成金などを取り扱います。
このように、助成金申請がどの分野に関連するかによって、担当する専門家が異なりますので、最適な専門家に依頼するようにしましょう。